建設業の枠組みの中のデッキ屋

建設業とは、土木・建築に関する工事や、その工事の完成を請け負う営業を指します。

建設業といっても、現代の建設業は多種多様に工法があり、幅が広く全てを熟知するのは難しく思います。

個人の住宅から超高層のビルまで、構造が違えば、必要な技術も変わります。

 

しかし建設業は、いつの時代も建築を具体的に実現する役割を支えてきたことは違いありません。

発注者の要望を計画に起こし、建設業に従事する者たちは、それを形にしていく。

どのような建築、土木もその根本は変わりません。その建てようとしているものが大きい、または複雑であればあるほど、計画から形に造りあげる間に多数の専門業者が携わるというだけの話なのです。

業種のご紹介

建設業における職人(業者)にも様々な専門があります。業者は建設業法で区分が決められています。

それは、大枠の区分と理解してもらって良いと思います。実際はさらに多くの業種があり、また区分も足りていません。

デッキプレート施工もその例に挙がると思います。

ここではひとまず、建設業法上の区分分けに従って説明し、また、昭和と平成、職人の格好(イメージ再現)について比較してみたいと思います。

職人について

 

ヘルメットの外形もさることながら、機能面もかなり変化しています。

ヘッドバンド(調整具)、またハンモックや吸収ライナー(発泡スチロール部分)と

呼ばれる衝撃吸収機能を考慮したものがヘルメットに用いられるようになりました。

そして、デザイン面も多種多様になり、社名やロゴ、氏名等が記載されており、

いわば、建設現場における名刺代わりになってもいるのです。

 

安全帯は東京タワー建設当時はありませんでした。

それから、安全帯という道具が腰周りに装備出来るようになり、安全帯をかける設備も、各現場で整えることが義務付けられるようになりました。

現在では、安全帯も進化し、ハーネス型の安全帯が生まれました。ハーネス型とは、墜落阻止時、腿・腰・肩など複数部位に衝撃を分散して身体を保持します。

安全性はもとより、墜落阻止時の身体への軽減を考慮された安全帯です。

 

腰道具の充実も見てとれます。各職に沿った道具も格段に増えていますし、価格も、抑えられたものが増えてきました。また、その道具を装備するための金具や、落下防止のためのフックロープも充実しました。

 

本来の七分(しちぶ)と呼ばれる型は、この東京タワーモデルが近いといえます。

現在では、七分の“ふくろ”(だぼっとした部分)が下部に下がり全体的なシルエットも細身になってきています。とはいえ、自分で仕立て依頼し、“ふくろ”の位置や幅にこだわりを持っている方も多数いらっしゃいます。

創業約80年を迎えるような老舗の七分を扱う作業着屋さんもあり、時代が移り変わろうと、職人には欠かせないものであることは間違いないでしょう。

 

東京タワー建設当時は、地下足袋が多く履かれていました。その後、安全靴が生まれました。

鋼鉄や合成樹脂の先芯が入り(つま先部分)、靴裏には踏抜防止が施されたものです。

現在ではデザインも拡がり、様々なタイプの安全靴が存在します。