デッキ敷きの流れのページでは1フロアのデッキ敷きの流れを説明をさせていただきましたが、実際には2階、3階と、建物が高層になればなるほどデッキ屋の仕事は長期に渡り行われることになります。

各階、納まりが違うところもありますが、基本的な流れは同じなので、最初にうまくいかなかった箇所を次回のフロアで改善。それを繰り返していくことによって、上階に進めば進むほど、密でスピーディーな施工が実現します。

 

ただし、デッキ屋の仕事は他職の方との工程が複雑に絡み合っているので、いつも同じように作業が出来るとは限りません。

デッキは作業床にもなりますので、急な対応に追われることも少なくないのです。

簡単な対応なら他で調整すればよいのですが、加工が必要な対応が何度も何度も起こるようだと、事前対策が必要になります。

現場で仕事時間の短縮を行うことが、スムーズな施工の為の重要なポイントとなります。

及川鉄工自社工場で
デッキを現場搬入前に切断加工する

職人の会社で工場を構えている会社は多くありません。

デッキを製造の段階から切断加工する方法もありますが、大概は発注する段階で切断加工をオーダーしてしまうと、梁の変更に耐えられませんし、斜め加工は現場で加工するのが安心です。

とはいえ、現場でどうしてもタイミングが合わないケースがあります。

そのような時は、及川鉄工では工場を使って事前加工してしまいます。

▲自社工場クレーン
門型クレーンで搬入・搬出します。

▲自社工場加工場
デッキ加工、金物製作をします。

入念な事前打ち合わせがミソ

現場で無駄を省くことも当然求められますが、事前の打ち合わせから入念に計画をすれば、工場などで対策が取れるのです。

及川鉄工では昔から、職人の技術や知恵を使って計画の段階から、検討することをやってきました。